家をゲームセンターにしてみたいというのは男の子なら夢に思うことだが、大人になってそんなことする人はろくでもない奴だ。
そう、私だ!
綱島のPIAや川崎のウェアハウス(涙の閉店)に行っていた頃が懐かしい。
とはいえ仲間と集まる時は、未だに集合場所がゲームセンターなので完全にゲーム離れしてしまったわけではない。
老化の影響で反射神経が落ち、どんなゲームをやるのもしんどい歳にはなってきている……。
ということで10年ほど前に購入したDAOコン。たぶんFP7の古い型だと思う。
最近はPCで公式のBeatmania Infinitasが出ているので、練習でもしてみよう。
結構お金もかかり、壊れるのが心配であれば、新しいDAOコンの購入をお勧めするよ。
なお、今回の改造は自己責任でやってね。
購入パーツ
GAMO2 ONLINE SHOPからパーツを購入できる。
中国からの発送のようで、到着までに1〜2週間くらいかかるため、余裕を持って注文したほうが良い。
まず到着したのはこちら。
必須の新しいケーブルを買い忘れてしまった。
再注文したついでに、ターンテーブルも新調することにした。
- IIDXアップグレードせット 6,000円
- EMP TurnTable 173 3,600円
- 180歯車 900円
- ターンテーブル用LOGOステッカー 1,000円
- IIDXシリコンパッド 1,200円
- スプリング 20g 10個 1,000円
- ライン2×9本 2,700円
計16,400円
新しいコントローラーを買うよりは大分安く済んだ。
ターンテーブルの交換
まずは裏の板を外し中をいじっていく。
ケーブルにマスキングテーブでどのボタンなのか書いておいた自分GJである。
ターンテーブル周りのパーツをばらしていく。
最初から付いていた歯車が歪みだしており、センサーに干渉していたため、新たに180歯車を設置していく。
ターンテーブルのセンサーは接着されているので、力技でひねって外した。
問題なのがターンテーブルの基盤下に設置されていた、半弧型の台。
これを取らないと180歯車が大きくて取り付けることができない。
裏面のネジやナットを外していき、表面のアクリル部分を取り外せるようにする。
表のアクリルが外れると、半弧型の台を固定していたネジにアクセスできる。
写真の丸部分のネジを外そう。
無事外れたのでサイズを比べてみた。だいぶ大きさが違う。
歯車周りを設置。
ターンテーブルのセンサーは後々取り外しが出来るように、両面テープで取り付けることにした。
もともと付いていたターンテーブル用の基盤は、アップグレードキットの基盤に直でケーブルを繋ぐため不要となる。
今度はターンテーブル表面。
以前付けていた滑り止め用スポンジがボロボロになってしまっていたので、とっても見た目が汚い。
LOGOシールの下に4本のネジがあるので、外すとターンテーブルの交換ができる。
だいぶ見栄えが良くなった。
ボタン・スイッチ周りの交換
20gバネに入れ替え、静音化の為のシリコンパッドを取り付けた。
特に難しい作業じゃないので端折ります。
アドバイスがあるとすれば、CNで力いっぱい押してしまった後にシリコンパッドにボタンがくっつき、ボタン離れが悪くなることがあった。
ボタンの裏面にマスキングテープなどを貼って、シリコンパッドにくっつかないようにすると良い感じだ。
今回は全部取り替えるなどの大きな変更はしなかったが、メンテナンスパーツとして楽天でもバラで手に入れることが出来る。
スイッチやバネの重さを好みに変更や実験をしたい人は、いくつかストックしておくと良いかもしれない。
白鍵黒鍵スイッチ・ボタン
照光式押しボタン薄型45φ長方形 スモーク(LEDランプ赤12V)
オムロン製マイクロスイッチ
照光式押しボタン用スプリング
照光式押しボタン用スプリング100g 10個入り
照光式押しボタン用スプリング60g 10個入り
照光式押しボタン用スプリング50g 10個入り
照光式押しボタン用スプリング40g 10個入り
照光式押しボタン用スプリング20g 10個入り
誰しもはじめはとにかく軽いセッティングを求めてしまうが、昨今のCNなどの対応を考えると、軽すぎるセッティングだとボタンの戻りが悪くミスに影響してしまう可能性が大きい。やりすぎないセッティングにするのがオススメだ。
ボタンの摩擦箇所やバネにシリコンスプレーを吹いておく。たまにボタンの削れたカスを掃除してあげるなど、細かいメンテナンスをしてあげると結局は長持ちする。
流石に重いが、筐体の標準はスイッチ50g・バネ100gだったりする。もちろん大体のゲームセンターはそこから軽い方に調整しているので、もし店員さんに聞けるのであれば参考にすると良い。
DAOコンの配線
問題の配線。
2ラインは写真のように取り付ける。赤白黄黒の配線を間違えないように。
基盤へのコード差込口はこちら。
何もわからないと、ここは難しい。各ボタンに対応したところへ挿したらOK。
LED用ケーブルの長さが足りないなどあったため、基盤は横向きに設置した。
ターンテーブル周りのケーブルは干渉しないように、マスキングテープで固定している。
動作確認とファームウェアアップデート
心ばかりの緩衝材を入れて静音化をはかりつつ、Infinitas対応のためのファームウェアアップデートを行った。
つまるところ、基盤のプログラムをアップデートするという話だ。
最新のファームウェアはGAMO2で配布されている。
更新方法が都度変わる可能性があるため、サイトの指示にあった方法を試して欲しい。
ということでアップデート完了。
LEDのON/OFFやコントローラーのモード切替、Selectボタンの多機能化などを使えるようになった。
注意してほしいのが、今回SS001 V1.23ファームウェアにした際、「INFINITAS Double 2P」を有効にしていると、「Selectボタンの多機能」がうまく設定できなかったという点だ。
シングルプレイ専門の人は「INFINITAS Double 2P」の設定を触らないほうが良いだろう。
iMacのBootcampでWindowsを立ち上げてプレイしている。
サックサクの好反応になった。
特にスクラッチが以前はコンバーターを介していたためか反応が悪かったが、今では嘘のようにスクラッチを拾えるようになった。
LEDもバッチリ点灯している。
中の配線はシンプルになったが問題無さそうだ。
DAOコンの静音化をしっかりとやってみたので、こちらもチェック!
DAOコン静音化の鍵はやっぱりボタンにあり
照光式押しボタン薄型45φ長方形 ホワイト(LEDランプ赤12V)