
新しいバイクに交通安全お守りをと思い、病院のついでに桜木町にある伊勢山皇大神宮へ行ってきました。
コロナということもあり境内には人は殆ど居なく、とても広々としていました。
近くにある成田山横浜別院へは、小さい頃に何度も池の亀を見に行っていたのですが、こんな近くに伊勢山皇大神宮があったなんて……なんで気づかなかったんだという感じです。
疫病鎮御祈祷之札をいただきました
お賽銭箱の前に新型コロナの鎮静を祈念した疫病鎮御祈祷之札があったので、ありがたく頂いてきました。
私は在宅で仕事をしているのですが、妻が医療介護系なのでどうしても外に出ないといけないため、あとはもう神頼みです。
伊勢山皇大神宮とは
「関東のお伊勢さま」「汽笛の聞こえるお伊勢さま」とも呼ばれ、横浜ならびに横浜港の総鎮守となっています。
1870年に創建。同年4月15日(旧暦)に執り行われた遷座祭では、市を上げて壮大な祭礼が行われ、東京からも多くの見物客が来ました。
この盛り上がりが横浜の市民であることへ誇りを抱かせ、はまっこ気質に繋がったと言われています。横浜プライド!
日本初のアイスクリーム(あいすくりん)は当時は2分(現在の価値で約8,000円)と、とても高価で売れずアイスクリーム店は大赤字でしたが、伊勢山皇大神宮創建の祭の賑わいと猛暑で繁盛し、世の中にアイスクリームが知れ渡るきっかけとなりました。
かつては神奈川県庁本庁舎(キングの塔)の最上階の神殿に、伊勢山皇大神宮の分霊が祀られていました。
伊勢山皇大神宮 由緒
伊勢山皇大神宮の起源は、古代に武蔵国の国司が勅命を奉じて伊勢の神宮より勧請したと伝わる、戸部の地に鎮座していた古社にあります。
時は明治三年。幕末の開港により歴史の表舞台へと躍り出た横浜は、国際貿易港として、また文明開化のさきがけの町として、日ごとに目覚ましい発展を遂げていました。
横浜の急速な近代化を推し進めた、当時の神奈川県知事井関盛艮は、その一方で横浜の人々が日本の美しい国柄を見失わぬように、横浜の象徴となり、また人々の心の拠り所となる守り神が必要だと感じていました。
そこで、戸部の地の古社を再興し、横浜の総鎮守、また神奈川県の宗社(総氏神)として、港と町を一望する丘の上へ遷座したのです。これが伊勢山皇大神宮の創建となります。
本殿
2013年の秋まで伊勢の神宮で内宮の西宝殿として用いられていたもので、第六十二回神宮式年遷宮の後に譲与されました。
2020年の創建150年の奉祝事業で、移築をしました。市街地において茅葺屋根の再現が許可されたことは特例だそうです。
御祭神
本殿
- 天照皇大神
- 全ての生命を育む太陽を司る女神。日本人の総氏神、皇室の御祖先として崇敬されます。
杵築宮
- 豊受姐大神
- 食物や養蚕を司る女神。生糸商たちから信仰されました。
- 子之大神
- 野毛地域の氏神。商売繁盛の神である大国主神の別名です。
- 姥之大神
- 後醍醐天皇の皇子である護良親王の乳母を祀ります。安産と子育ての女神です。
大神神社
- 大物主神
- 奈良県大神神社の御分霊。薬を司る神として信仰されます。
表参道はこうなっています
能楽堂の方をウロウロしていたので表参道から境内に入りました。
というか反対側の入口のほうが広く、駐車場や立派な階段があるので、あっちが表だと思っていたら逆でした。
歴史ある神社とは思えないくらいオシャレなコンクリート打ちっぱなしにビックリします。
オシャレな神楽殿です。挙式が挙げられます。