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俗体男女並坐像浮彫墓標
横浜市指定有形文化財(石造建造物)
俗体男女並坐像浮彫墓標
平成六年十一月一日指定
所有者 緑区東本郷町四丁目二番六号 大久保利長
所在地 緑区東本郷一丁目二十一番一号 東観寺
員数 一基
時代 江戸時代前期[寛文十一年(一六七一)]
寸法 総高 一二一・〇センチメートル
この墓標は、正面唐破風屋根付の位牌型墓標で、俗体の男女像が浮彫されています。
刻銘によれば、男女は桓武天皇二十九代で三浦氏を名のる由緒ある家系の夫妻で、亡夫の墓標を造立するに当たり、妻は逆修(生前に仏事を行うこと)して連理の契をあらわしたものであることが知られます。
墓標に俗体像を彫刻する例は非常に珍しく、石彫技術も秀逸で、江戸時代前期の特異な石造遺品として注目されます。
平成七年三月
横浜市教育委員会
神奈川県横浜市緑区東本郷1丁目21−1