土居(桝形)・長延寺跡案内板

神奈川通東公園の土居(桝形)長延寺跡(オランダ領事館跡)案内板【神奈川宿歴史の道その29】

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土居(桝形)・長延寺跡案内板

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土居(桝形)

江戸時代の宿場町の入口には、しばしば桝形がつくられた。

本来、桝形は城郭の一の門と二の門の間の方形の地であるが、宿場町では街道の両側から土居を互い違いに突き出すだけの場合もある。

神奈川宿の江戸方の人口に当たる長延寺前にも土居を互い違いに突き出した桝形があった。

旧本陣の石井家に伝わる「神奈川宿人口土居絵図』には、街道両側に高さ二・五メートルほどの土居が築かれ、その上には七五センチメートルほどの竹矢来を設けている。

長延寺跡(オランダ領事館跡)

「神奈川宿歴史の道」の起点である神奈川通東公園は、寛永八年(一六三一)から昭和四十年までの三三〇年余の間、浄土真宗長延寺が所在した場所である。

長延寺は、開港当時、オランダ領事館に充てられた。

当時を偲ぶ狂歌の一節に「沖の黒船歴史を変えて、オランダ領事は長延寺」とある。

昭和四十年の国道拡幅に伴なう区画整理によって、長延寺は緑区に移転し、跡地は公園となった。

今は、わずかに旧オランダ領事館跡を示す石碑を残すのみである。

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