宗興寺で施療所を開いたヘボン博士と縁がある教会です。
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指路教会
ジェームズ・カーチス・ヘップバーン(通称ヘボン)は、米国長老教会から派遣され、一八五九年十月一八日に来日、横浜に居住し、医療と伝道にあたった。
やがて、ヘボン塾で勉強していた青年を中心として、教会設立の機運が起こり、宣教師ヘンリー・ルーミスが初代牧師となり、一八名の信徒を以て設立、その名を横浜第一長老公会とし、日本最初の長老教会として誕生した。
「教会は、ヘボンの外人居留地三九番館から現在地、太田町、住吉町を経て、一八九二年(明治二五年)再び現在地に戻り、ヘボンの尽力により赤レンガの教会堂が建った。
その時、ヘボンの母教会であるShion Churchの名をとって指路教会とした。
「シロ」は旧約聖書において、「平和を来たらす者」すなわちメシアを意味し、「指路」は「シロ」のあて字で、路を指し示す意味である。
一九二三年(大正一二年)関東大震災によって教会堂が倒壊したのち現在の教会堂が、一九二六年(大正一五年)に再建された。
その後も幾多の厳しい事態に直面しながらも、いつも「主イエス・キリストの福音が正しく語られ、真実に聞かれる」教会として、今月まで伝道の使命を果している。
教会堂の大改修を記念して
一九九〇年三月