
神奈川県立歴史博物館はどちらが正面なのか分からないのですが、勝手に馬車道側を正面だと思っています。なので、今回は裏口に設置された大砲の紹介です。
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旧居留地90番出土の大砲
この大砲は、旧山下居留地90番(現在の横浜市中区山下町90番地)地中から、昭和34年にオランダ製の11ポンド砲とともに出土した帝政・シア製の32ポンド砲です。
出土地では、かつてスイスの商社シーベル・ブレンワルト商会(慶応元・1865年創立)が営業していました。
この大砲は同商会の取扱商品のひとつで、使われなくなった大砲を錨に作り変えて、横浜に出入りする船舶に販売しようとしたもので、関東大震災によって地中に埋まってしまったものと推定されます。
幕末・明治初期の外国人居留地と、そこで営業した外国商館の活動を知ることができる貴重な資料で、横浜市教育委員会より当館へ寄託されたものです。
口径16.5cm 全長220cm 重量1690kg