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バクの案内板 鶴見川
鶴見川渓流はバクの形です
鶴見川の源流は、東京都町田市上小山田。まだまだ豊かな自然が残るこの池に、日量1300トンの湧き水(源流の泉ひろば)があり、やがて多くの水を集め川となり、多摩丘陵を下って東京湾に注ぐ河口まで、全長42.5kmになります。バクの形をしたエリアの広がりは235k㎡。
鶴見川は、すでに流域全体の約85%が市街化、人工は約184万人という典型的な都市河川です。
流域とは、降った雨が鶴見川に流れ込む地域のことで、分水嶺によって区切られています。日本の国土は必ずどこかの川の流域に属しており、それほど川と私たちの生活は切り離せないものだと言えます。
ここはバクのお尻のあたりです。この看板の正面では、バリケン島と呼ばれる自然のビオトープがあり、市民団体が生きものの調査・クリーンアップ・植生の管理等の活動をしています。
鶴見川中下流のいきもの
- バリケン
- 本来は中南米のジャングルに住んでいる大型のカモ類で、ユーモラスな姿でとても人気があります。
- テナガエビ
- 川や池に住むエビです。名前の通り手の長いのが特徴で、オスでは体の倍ほどもの長さがあります。
- コサギ
- いわゆるシラサギの仲間で、黄色い足先が特徴です。水中で足を震わせて小魚を追い出して捕まえます。
- マハゼ
- 川の下流から河口域に住む大型のハゼで、秋になるとハゼ釣りのターゲットとして大人気になります。
- クロベンケイガニ
- がっしりした体格をした黒っぽいカニで、川の下流側の川岸に集団で穴を掘って住んでいます。
- ヒメガマ
- 水辺に多く見られる植物で、秋になるとフランクフルトのような形のとても目立つ穂をつけます。